2016.11.19 - 12.04
天球院の秋の特別公開が始まります。
2016年4月11日(月)に同院へ寄贈を行いました「梅・柳に遊禽図襖 全十四面」「竹に虎図襖 全八面」(狩野山楽・山雪筆)など、全56面の高精細複製品もご覧いただけます。
(12月04日まで)
場所:天球院(右京区花園妙心寺町46)
時間:10時~14時半(14時受付終了)
拝観料:一般600円 / 中・高校生300円 / 小学生以下無料
2016.10.29 - 10.30
第32回京都市中学校総合文化祭
第32回京都市中学校総合文化祭に参加してきました。去年は宗達の風神雷神でしたが、今年は「伊藤若冲生誕300年 若冲特別展・おしゃべり鑑賞会」@堀川御池ギャラリー。京都国立博物館の文化財ソムリエ*とおしゃべりしながら、子供たちが若冲の菜蟲譜(高精細複製)などを鑑賞する催しで、主催は京都国立博物館、京都文化協会、京都市教育委員会です。佐野市立吉澤記念美術館にもご協力いただき、参加した子供たちにミニ巻物などをプレゼントしました。
*文化財ソムリエは、京都国立博物館でスクーリングを受け、京都市内の小中学校で訪問授業を行う大学生・院生です。
2016.10.28
この度は10月28日(金)に開催されます特別講演「フリーア美術館 その歴史とコレクション」のご案内をさせて頂きます。 米国ワシントンD.C.にあるフリーア美術館は、世界最大の博物館群として知られるスミソニアン博物館の一つです。コレクションの中心は創立者であり、実業家として活躍したチャールズ・ラング・フリーアが収集したアジア各国の美術品で、その内容も絵画をはじめ、陶磁器、彫刻、テキスタイルなど多岐に渡っています。特に日本美術の収蔵品は俵屋宗達「松島図屏風」など、国宝級の作品を含む世界屈指の量と質を誇りますが、フリーア自身の遺言によりそのコレクションは門外不出とされており、残念ながら日本での知名度はそれほど高くありません。 我々京都文化協会とフリーア美術館は、キヤノンと推進する社会貢献事業「綴(つづり)プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)をきっかけとし、長きに渡り信頼関係を築いてまいりましたが、今回フリーア美術館の日本美術主任キューレーターであるジェームス・ユーラック氏の来日に合わせ、弊協会が運営する京文化体験施設、京町家錦上ルにおいて講演会を京都で開催させて頂く事となりました。 本講演では「フリーア美術館 その歴史とコレクション」と題し、弊協会で制作したフリーア美術館収蔵品の複製品解説を交えつつ、様々な事をお話し頂く予定です。 大変貴重な機会になりますので、ご興味ご関心のある方は是非ご参加下さい。
申込希望の方は、参加希望人数、お名前、ご連絡先、賛助会会員番号をご明記の上、上記のメールアドレス、またはfax番号までご連絡下さい。先着順になりますので、定員が埋まった時点で締切とさせて頂きます。
またご希望の方には講演会終了後、お食事(松花堂弁当 ※2,000円)を別途ご用意する事も可能です(賛助会員の方はドリンク一杯無料、お食事代10%引き)。
なお、ご昼食のお申込みについては10月26日(水)までにご連絡頂きますようお願い申し上げます。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
James T. Ulak, PhD / ジェームス T. ユーラック 博士
日本美術主任キューレーター
フリーア・ギャラリー/ アーサー・M・サックラー・ギャラリー
1994年、ケース・ウエスタン・リザーブ大学(オハイオ州クリーブランド)にて博士号を取得。専門は日本中世の物語と絵画。翌年、フリーア・サックラー・ギャラリーの日本美術キューレーターに就任。チーフ・キューレーター(2002-03年)、副館長(2003-2010)を経て現職。
クリーブランド美術館研究員(1982-85)、エール大学美術館アジア美術アソシエート・キューレーター (1987-1989)、シカゴ美術館日本美術アソシエート・キューレーター(1989-1994)等も歴任。
2010年春、アメリカ合衆国における日本美術の紹介・普及の功績に対して、日本政府より勲章旭日小綬章を授与される。
2016.10.02 ~ 2016.10.30
奇想の絵師・伊藤若冲。その作品は、ひときわ輝く個性から、近年ますます多くの人々を魅了しています。錦市場商店街では、京都錦の青物問屋に生まれた若冲の生誕300年を記念して、作品を店舗のシャッターに転写しライトアップを行う「錦市場商店街ナイトミュージアム」を開催します。今回、若冲の作品と共に錦市場を彩るのは、アール・ブリュットを紹介する「みずのき美術館」の作品達です。「生の芸術」と言う意味を持つアール・ブリュットは何事にもとらわれない自由な表現が魅力となっています。伊藤若冲とみずのき、時代も背景も大きく異なる二者ですが、命の瞬きを強く感じさせる作品と共通して言う事が出来るでしょう。卓越した観察眼をもって事物を捉えた若冲の作品は、動物から草木に至るまで、生命の輝きに満ちており、みずのきの作品は動物や風景が、独自の感性により躍動感のあるタッチで描き出されています。芸術の根源的な力ともいうべき、生命の喜びがそこにはあります。陽が落ちて、錦市場のシャッターが下りる頃・・・生命力を放つ彼らの世界が、夜の錦市場に浮かび上がるでしょう。
2016.07.06 ~ 2016.07.26
現在、祇園祭に合わせ、大丸百貨店京都店西入口横のウィンドウにて、米沢市上杉博物館のご協力のもと、京都文化協会とキヤノン株式会社が綴プロジェクトで制作しました狩野永徳筆 国宝「上杉本 洛中洛外図屏風」高精細複製品を特別展示しております。期間は7月26日まで。
2016.07.06
京都市内の小中学校を対象とし、京都国立博物館と京都文化協会が、京都市教育委員会の協力のもと進めている「文化財に親しむ授業」にて、この程、京都にゆかりのある国宝『風神雷神図屏風』(俵屋宗達筆 建仁寺蔵)の高精細複製品を活用した授業を、京都市立唐橋小学校6年生3クラス79名を対象に開催致しました。講師は京都国立博物館でスクーリングを受けた大学生・大学院生のボランティア講師「文化財ソムリエ(正式名称:京都国立博物館小中学生学習支援プログラム講師)」がつとめました。授業の前半ではまず屏風、複製、そして文化財の扱い方について解説、次に部屋を暗くし、燭台だけをつけた状態で屏風を開き、暗い中で屏風が果たす効果を見てもらいました。風神雷神の印象を聞いた際には、「大きい」「強そう」「どっちが勝つか気になる」などの意見が出ました。後半は金箔の実演を行い、風神雷神の色彩や構図に注目しました。雷神の色を赤にした際には、「怖い」「赤のほうがいい」「怒っている」「白のほうが優しく見える」といった意見が出たほか、構図を変えた際には、画面のどこに風神雷神を配置するかによって見え方が変わることを学んでもらいました。その後、再び授業前半のように照明をおとし、明るい時と暗い時の見え方の違いを体感してもらいました。最後に唐橋小学校はもともと西寺があった場所に建てられていることから、身近な歴史から興味を持ってもらいたいということを伝え、今回の授業は終了しました。
2016.06.08 ~ 2016.06.21
2016.06.07 ~ 2016.06.08
京都市内の小中学校を対象とし、京都国立博物館と京都文化協会が、京都市教育委員会の協力のもと進めている「文化財に親しむ授業」にて、この程、京都にゆかりのある国宝『風神雷神図屏風』(俵屋宗達筆 建仁寺蔵)の高精細複製品を活用した授業を、洛北中学校1年生8クラス約280名を対象に開催致しました。講師は京都国立博物館でスクーリングを受けた大学生・大学院生のボランティア講師「文化財ソムリエ(正式名称:京都国立博物館小中学生学習支援プログラム講師)」がつとめました。授業では原寸大の複製品を前に、まず屏風の役割について簡単に説明し、次に風神・雷神の表情やポーズに注目、気がついたところを発言してもらいました。また俵屋宗達がどのような人で、風神・雷神のモチーフは何を参考にしたかなどを解説し、その後風神雷神図の色や構図、そして明るい時と暗い時で見え方がどのように変わるかなどを生徒の意見を聞きながら説明していきました。子供たちからは、「雷神より風神の方が優しい感じがした」、「明るさが違うと見え方が全然違って面白かった」、「石や貝を使って、どのようにして絵具を作るのか知りたいです」など様々な意見が出ました。
2016.04.26 - 05.10
天球院の特別公開が始まりました。
4月11日(月)に同院へ寄贈を行いました「梅・柳に遊禽図襖 全十四面」「竹に虎図襖 全八面」(狩野山楽・山雪筆)の高精細複製品もご覧いただけます。
(5月10日まで)
場所:天球院(右京区花園妙心寺町46)
時間:10時」~15時半(15時受付終了)
拝観料:一般600円 / 高校生以下300円
2016.04.11
京都文化協会ならびにキヤノン株式会社が取り組んでいる「綴プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)では、臨済宗妙心寺派 天球院のご協力のもと、同院所蔵の「梅・柳に遊禽図襖 全十四面」「竹に虎図襖 全八面」(狩野山楽・山雪筆)の高精細複製品を制作し、4月11日(月)に同院へ寄贈を行いました。
詳細ページ:綴プロジェクト 第9期作品 「梅・柳に遊禽図襖 十四面」
詳細ページ:綴プロジェクト 第9期作品 「竹に虎図襖 八面」
2016.3.18
京都文化協会ならびにキヤノン株式会社が取り組んでいる「綴プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)では、メトロポリタン美術館のご協力のもと、同館所蔵の「源氏物語図屏風」(土佐光吉筆)の高精細複製品を制作し、3月18日(金)に京都府宇治市にある平等院へ寄贈を行いました。 寄贈作品は平等院内の「ミュージアム鳳翔館」にて特別展示されています。 (4月24日まで予定)
詳細ページ:綴プロジェクト 第9期作品 「源氏物語図屏風」
2016.02.10
平成28年4月から「文化財ソムリエ(※)」として、ボランティア活動をしていただける大学生・院生を募集します。
※文化財ソムリエ (正式名称:京都国立博物館 文化財に親しむ授業講師)京都国立博物館およびNPO法人京都文化協会は、京都市教育委員会の協力のもと、京都市内の小中学校を対象とした訪問授業を行っています。授業では、最新のデジタル技術と伝統工芸の技を合せて作られた、高精細複製が教室に登場します。対話をしながら間近で鑑賞することで、子ども達が文化財に親しみ、興味・関心を持つきっかけとなることを目指しています。この授業の講師を務めるのが、「文化財ソムリエ」です。 この度、平成28年度に向けて7期生の募集を行います。 5月よりスクーリングを開始、秋以降に授業の講師を担当していただきます。教材となる文化財や授業内容についてのスクーリングは、京都国立博物館の研究員が行います。なお、実際に訪問授業を担当して頂いた方には、心ばかりの研究支援費をご用意しております。
以下の条件にすべて当てはまり、本事業の趣旨に賛同しボランティアとして活動していただける方。
・平成28年4月1日の時点で大学に在籍する学部生、または大学院生であること
・大学で日本文化、美術、歴史などを専攻していること
・月2~3回程度(水曜日)のスクーリングに参加できること
2016.01.16 ~ 2016.02.12
・1/16(土)14時より円覚寺仏殿にて金澤翔子さんの席上揮毫があります。
大筆を使い心をこめて書に向かう姿をご覧ください。
この度、大本山円覚寺(神奈川県鎌倉市)の特別な計らいにより、金澤翔子さんの父・裕氏の眠る円覚寺において、書家・金澤翔子さんの十年の集大成となる個展があります。